【西村】
昨日は多くの運動指導者の方々が一堂に会して学びの時間を共有されていました。
それぞれが自分のフィルターを通して色んなモノに触れられた有意義な時間だったのではないでしょうか。
最近ではパーソナルトレーナーという職業も一般的に認知され、専門スタジオも数多く出てきました。
トレーナーやスタジオは差別化を目指し、色んなメソッドやプログラムを導入しています。
それを商機と読み、様々なセミナーも開催され、多くの情報に触れることができるようになりました。
トレーナーやインストラクターがセミナーを受講し新しいモノに触れていく中で、過去に先生方から教えて頂いたことと違うことが出てきた時。
「間違ったことを教えられた」と、過去に学んだ先生方を否定する人がいます。
その人は先生方が何を伝えたかったのか、本当に理解できていたのでしょうか。
私はホリスティックコンディショニングを矢野先生や岩間先生から学びました。
先生方はテクニックやプログラムを通して、運動指導者とはどうあるべきかを教えてくださいました。
手技的なテクニックを運動現場で使える形に加工して伝えることで、トレーニングという軸をぶらしてはいけないというメッセージをいつも与えてくださいました。
加工しているということは、手技療法のそれとは違う部分も多分にあります。
だからと言って、それを「間違ったモノを教えられた」と捉える人がいたとしたら。
これほど悲しいことはありません。
情報は恐ろしいモノです。
いくらでも自分に、自分たちに都合がいいバイアスをかけることができる。
それに振り回されないようにするためには「自分の軸をしっかりと保つための方法」を確立することがとても大切です。
以上、まとまりのない月末の雑感でした。